今回は、”曲で聴く” の5回目です、
dの2声、tの2声、tの3声の頭の部分を紹介します。
先ずは各々の漢字の意味です。
漢字 | ピンイン・声調 | 日本語意味 |
答 | da2 | 答える |
达 | da2 | 達する |
德 | de2 | 徳 |
得 | de2 | 得る |
的 | di2 | タクシー、本当に |
叠 | die2 | 積み重ねる、折り畳む |
台 | tai2 | 台、ステージ |
谈 | tan2 | 話す、話し合う |
弹 | tan2 | 楽器を弾く、弾む |
陶 | tao2 | 陶器 |
萄 | tao2 | 葡萄 |
桃 | tao2 | 桃 |
堂 | tang2 | 広間 |
糖 | tang2 | 砂糖 |
塘 | tang2 | 池 |
膛 | tang2 | 胸の空所、胸 |
毯 | tan3 | 毛布 |
坦 | tan3 | 地面が平らである |
讨 | tao3 | 討つ |
躺 | tang3 | 横になる、寝る |
桶 | tong3 | 桶 |
筒 | tong3 | 筒 |
统 | tong3 | 統一 |
上記の漢字に対するフレーズが下表になります。
相変わらず ボーカロイドが歌います。
声調分類 | ピンイン | 子音 | 母音 | 漢字 | フレーズ |
d 2声 |
da2 | ドーナツ | おばさん | 答达 | 答えに達すれば、おばさんからドーナッツがもらえる。 |
de2 | ドーナツ | 腹ペコ | 德得 | 徳が有っても得たいよ、腹ペコの時ドーナツ。 | |
di2 | ドーナツ | 一 | 的 | ほんとにタクシー一台分のドーナッツを買ったの? | |
die2 | ドーナツ | 夜 | 叠碟 | 積み重ねた皿は、夜ドーナッツを盛る。 | |
t 2声 |
tai2 | トマト | 愛 | 台 | 台の上の愛のトマト。 |
tan2 | トマト | 按摩 | 谈弹 | 談合が弾むと按摩屋のトマトが美味い。 | |
tao2 | トマト | オリンピック | 陶萄桃 | 陶器で作った葡萄と桃は、オリンピックでトマトに変わる。 | |
tang2 | トマト | スバル | 堂糖塘膛 | お堂の砂糖の池には、胸までつかるスバルのトマトが浮いている。 | |
t 3声 |
tan3 | テーブル | 按摩 | 毯坦 | 毛布を平坦に敷けば按摩屋のテーブルを盗める。 |
tao3 | テーブル | オリンピック | 讨 | 討論は、オリンピックのテーブルを使って行う。 | |
tang3 | テーブル | スバル | 躺 | 横になったがスバルのテーブルから落ちた。 | |
tong3 | テーブル | ジュティong | 桶筒统 | 桶の筒型統一でジュディーオングは、テーブルに飛び上がる。 |
dの2声、tの2声、tの3声の歌
漢字の意味がフレーズの中に織り込まれ、子音+声調と母音のキーワードでピンインと声調が簡単にコンビで覚えられるでしょう。
以下は私個人が中国語の学習方法について勝手に偏見も含めて感じていることです。
当然のことながら、イヤイヤそうではないと感じている方もおられるとは思いますが、
あくまで私の個人的な勝手なツブヤキです。
さて、実際中国語の学習は、どうやったら効果的に習得できるかにゆいては、
ネットで色々な方法が解説されています。
例えば、教本を買ってきて、最初の1ページから読んで理解してゆくという方法も有りますし、会話や文章や単語を中国語のネイティブが話して、耳と目から学んでいく方法も有りますし、中国語のネイティブが講師で、教室や個人レッスンで学んでいくという方法も有ります。
私自身、これら全てを経験しましたが、長い時間を掛けて学ぶ割には、自分の中国語の能力が向上しないと感じていました。(もともと語学の才能が低かったのが主原因ですが)
何が欠けていたか?
私の場合、中国語を学ぶ目的が明確でなかったので、あれやこれやとやとやってみても、
自己満足感が得られなかった訳です。
私の場合は、単純に中国人と楽しく会話をしたいし、簡単な読み物だったら理解できるようになりたいというのが目的だったのです。
このように考えると、私は取るべき学習方法を間違えて、相当遠回りをしてきてしまったということになります。
どうすれば良かったのか?
中国語の文法(言い回し)については、教本の説明や文例を見て、
ああそういうものかと無条件に受け入れるしかありませんが、
会話となると、自分が喋りたいことを文章にして、喋りたいパターンを増やしていくのが好いと思います。
ノートに書き溜めていっても良いのですが、私のお薦めは、
パソコンに入力するのが好いと思います。
「中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう22」で紹介した、
“ピンイン声調確認表”を使って、文例をどんどん打ち込んでいくのです。
ピンインの間違いや、声調の間違えは、打ち込んだ直後直ぐに判ります。
間違えた漢字に対して、フレーズを覚えれば、次からはもう間違えません。
そして出来上がった文章を声に出して読んで、読み慣れるまでオウム返しで繰り返します。
(但し、現在のピンイン声調確認表では、“軽声” や “一” や “不” の声調変化は未だ適用出来てはいません。)
また、3声+3声の場合の声調変化は、前の3声は2声に変るというルールにも留意してください。
声に出して読み上げた内容を録音して、解る人に聴いてもらいましょう。
会話は、相手が有って成り立つのですから、相手に解ってもらわなければいけません。
自分にとって、必要な会話文章を蓄積していくことで、会話のバリエーションが増え、同時に正確な発音も学べて行ける訳です。
フレーズも必要なフレーズだけ覚えればいいのです。
“フレーズ集”の頭から全てを覚えるのは、普段使わない漢字も覚えることになるので効率が悪いと感じました。
私個人も、文例はパソコンでかなり作りましたが、使わないような文例もたくさん有るので、ピンイン声調確認表を使って、少し整理しようと思い始めています。
ピンインや声調の打ち間違いが発見できています。
是非皆さんも活用下さい。
以下は私の簡単なプロフィールです。(pdf)
私のプロフィール