「中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう」の続編 その87

前編から続編の一括目次です。(黄色のページは前編、青のページは続編です。)今までの内容が一覧できるので興味あるところをご覧ください。
前編と続編その80までの目次

現在は従来の課題から少し脱線しています。
今回は中国語の発音に関する話題に転じている27回目です。

紛らわしい発音のシリーズの最終回で、今回は lao と rao です。

lao の発音は、日本語の “ラオ” の発音でOKです。
舌先を上の歯の裏側にくっつけた状態から、口を開きながら舌先を前に押し出して “ラオ” と発声すれば laoの発音になります。

一方 rao の r は巻き舌音です。 lao は舌の動きが前に向かって動くのに対して、rao は舌の動きが喉に向かって動きます。

lao と rao の分布を見てみましょう。
44,laoとrao

次に、lao と rao の漢字を抽出したリストです。
当ブログで取り上げている漢字は 5個だけです。
29,laoとraoの漢字リスト

それでは代表的な漢字で発音を聴いてみましょう。

1,     劳     lao2   労働する

2,     老     lao3   老いる

3,     扰     rao3   世話になる、不安を与える

4,     绕     rao4   巻く、巻付ける

教材紹介(2020年9月9日版)

前編の「中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう」の内容と、
現在までの続編の内容は、この教材から切り出して紹介しています。

機械的な反復学習に頼らない、簡単に楽しく2000個以上の漢字のピンインと声調を正確に確実に覚える独創的な学習教材です。

以上で続編その87は終わりです。
「紛らわしい中国語の発音」という わき道にそれて
27回に渡り紹介してきました。
次回からは、元に戻って話を展開して行きます。
次回は、母音がオリンピック (ao) で子音が h の hao の漢字です。
復習編は n の1声 の漢字ですが、nの1声の漢字は無いので、n の2声を復習します。