中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう1~9のダイジェスト版

今まで9回に渡り説明をしてきましたが、ここで第1回目から9回目までをまとめて紹介します。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう1

中国語を学ぶには、ピンインと声調(四声)を覚えなければなりませんが、単純な反復練習でマスターするのは大変ですね。

私は6年位中国上海に駐在していた時期が有り、中国語を学ぶ必要に迫られましたが、どうしてもうまく覚えられずあきらめかけました。

中国に赴任してからしばらく経って、毎週個人レッスンで中国語を教えてもらう機会を持ちましたが、shiやxiやsiなどの発音の理解に困惑し、また同時に声調の変化に戸惑い、
中国語の難しさの壁を乗り越えられない状態が延々と続きました。

そこで反復練習では無理だと考え、中国漢字の発音を正確に覚えるにはどうしたら良いのか? 一度学習したら忘れない方法は無いか?
を試行錯誤を行いながら、自分独自で考えた資料をコツコツ作りながら中国語を学んできました。

中国語を学んだ分だけ資料もだんだん蓄積されて行きました。
中国での駐在が終わり日本に帰国して、しばらく経った頃、自分の中国語のレベルがどの程度かを知りたくて、中国語検定試験を受けてみました。
結果3級合格。2級は残念ながら不合格でした。
特に検定試験に向けた学習はしていませんでしたが、3級には合格できました。
合格したのは何故かと考えてみたら、中国漢字のピンインと声調をに関する問題は、
100%間違わずに回答できたことだと思いました。
自分がコツコツ作って来た資料の効果が発揮されたと自画自賛で喜んだ次第です。

昨年、中国語の講座が有って、それに応募して半年くらい参加しました、
私は会話を中心とした内容を希望していましたが、実際は読解の内容だったのでその後は止めてしましましたが、その講座のネイティブの先生から、発音がきれいですねと褒められたのは、お世辞かもしれませんが嬉しかったです。

中国語の発音を正確に覚え、声調を覚える事は中国語を学ぶ上では必須です。

ネットを見ると、中国語に関して“ピンイン”と“声調”はどのタイトルを見ても必ずついて回っています。
そしてその学習方法は、
「反復練習しかない。」とか
「慣れるしか仕方がない。」とか
「ネイティブの発音を聞いて耳を慣らさせる。」
という従来から誰もが当然のように行ってきたやり方が掲載されています。

しかし、私が独自に蓄積してきた方法は、こういった従来のやり方とは全く違うものです。

中国語を学び始めた人に、簡単にピンインと声調がマスターできる方法を具体的な教材で紹介していきたいと思いブログを立ち上げました。

一ヵ月も有れば、2000個以上の漢字のピンインと声調が簡単マスターできます。

自分が 楽しんで、しかも簡単に面白くて忘れない為に、いろいろな工夫を盛り込みました。このような「楽しい、簡単、忘れない」画期的な方法を皆さんに紹介していきます。

これから私の紹介する内容は、中国語を学び始めて、ピンインと声調が理解できる人が対象です。

これから中国語を学びたい人は、ピンインと声調の学習を先ず始めて下さい。
特に、母音の発音が重要です。
焦って色々学習しようと思っても、母音の発音が正確に出来るようにならないと、
絶対中国語は上達しません。
当然ネイティブのようには発音できませんが、先ずは声の出し方を練習しましょう。
中国語は、日本語には無い発声が有るので、先ずそれを知って声を出してみましょう。
中国語をカタカナで発声するのは無理です。
発声方法を知ってカタコトでいいから出来るようになりましょう。
基本に忠実に、正確に発音できれば必ず通じる中国語が喋れます。

中国人でも正確に標準語を喋れる人はわずかです。
それでも会話が成り立つのは、発音は少し位おかしくても声調が正しいからです。
中国語を話すには、声調が重要なポイントになるわけです。

しかし日本人にとって、声調を覚えるのは、発音を覚えるよりも、もっと大変です。
実際の中国人は声調を覚えるのに、単語の発音によって声調を覚えています。
日常使っている会話の中で、声調を覚えていく訳ですが、
日本人の場合そのような習慣は有りませんから、漢字の声調を覚えるなんて至難の業です。

日本語と中国語の共通点は漢字です。

中国は簡体字になっていますが、大半の漢字は日中共通です。              日本語と中国語の違いは漢字の読み方です、
そして中国語の漢字はその一つ一つに声調が有って、これを日本人が覚えるのに苦労する訳です。

画期的な方法で、楽しく、簡単に、面白く、ピンインと声調(四声)をマスターしましょう。

 

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう2

中国語(普通語)を話すには、正確な発音と声調のコンビが必要です。
正確な発音をするには各々の漢字をピンインで覚えていなければなりません。       中国語を学ぼうとする日本人は、もうここで半分挫折してしまいます。
でも安心してください、ピンインと声調を簡単にマスターできる方法が有るのです。

中国の漢字の発音は、母音だけのものと、子音+母音のものの2種類が有ります。
日本語は母音は5個しかないのに、中国語は母音は34個も有ります。
子音は21個です。この組み合わせに声調(四声)が加わるので、            これを反復学習で学ぼうと思っても、普段日本語で生活している者にはとうてい無理な学習方法ですよね。
普段日本語で生活している者の強みは、日本語がしゃべれるという事です。

中国の漢字は簡体字ですが、多くは日本の漢字とよく似ているので、           苦労しなくてもすでに学習済みの状態になっています。
読み方は解からなくても漢字の形を知っていて、しかもその意味も解っているのですから、
読み方と声調さえ解かればいいだけの状態まで学習されているのです。
今までの市販の教材の多くは、中国語のネイティブが中国語を教えるというものなので、
日本語を話せる人は、ひとまず日本語を忘れて中国語を学ぶという不合理なものでした。
最初からこのやり方で学習しようとすると、かなり長い間 自問自答し悩みながら学習をする期間が続きます。
発音が間違っているのか声調が間違っているのか、会話しても意味が伝わらない、     発音が グオウ だか グウオ だか自信が持てない等・・・・・
あやふやで不安ばかりな状態を脱却して、早く次のステップに進みましょう。
次回はいよいよ具体的な話に入っていきます。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう3

ピンインは中国語の発音記号です。日本語のローマ字読みや英語の読み方とは違いアルファベットを利用して中国語漢字の発音を示すものです。

発音記号の示す発音を知らず、ローマ字読みや英語読みで理解しようとするのは無理です。

例えば母音で anとang 、 inとing、 en とeng 、uan(wan)とuang(wang)の発音の違い とか
erの4声の二、eの2声の额、yuの3声の雨 の発音。
子音+母音で
jiとzhi、qiとchi、xiとshi
等が日本語の発音に慣れ切った日本人には難しい中国語の発音になります。

これらの発音の仕方は、市販の教材やネットで学ぶことができます。
私が丁寧に説明されていてわかりやすいと思ったのは、ネットで
「中国語発音講座ー中国語スクリプト」
http://chugokugo-script.net/hatsuon/hatsuon.html
という投稿です。

中国語漢字の全ての発音を表にしたpdfファイルを添付します。発音表
この発音に声調(四声)を付けて意味を伝えるという事になるわけです。
こんなにたくさんの発音が有ると思うかも知れませんが、逆にこれだけしか無いと思うほうがポジティブで好いでしょう。
ピンインと声調が理解できた人は次に進みましょう。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう4

私が提案するピンインと声調を同時に覚える方法を説明します。

先ず
①同じピンインで同じ声調を持つ漢字を選び出します。
②その各々の漢字の意味を調べます。
③子音と声調のキーワードを当てはめます。
④母音のキーワードを当てはめます。

ここまで出来たら②③④を連結して日本語のセンテンス(文章)を作ります。
このセンテンスで 同じピンインで同じ声調の漢字を一括に覚えます。

特長は、あらかじめ母音のキーワードと声調を含む子音のキーワードを決めておくことで、2000個以上の漢字のピンインと声調を簡単に覚えることができる事です。

一例としてbanとbangの発音の区別は日本人には紛らわしく面倒なので、この説明をします。
まず、
ピンインがbanの1声の漢字は「般班搬」が有ります。
この覚え方は
”一的な長さんは、引っ越す時、バットを按摩屋で振り回す。”
というフレーズから「般班搬」の漢字は ピンインがbanで声調は1声だと覚えられます。
(キーワードは バットと按摩屋です。)

ピンインがbanで3声の漢字は「版板」が有ります。
この覚え方は
画のは按摩のベッドになる。”
というフレーズで「版板」の漢字はピンインがbanで声調が3声だと覚えられます。
(キーワードは ベッドと按摩です。)

ピンインがbanで4声の漢字は「瓣半伴扮办拌」が有ります。
この覚え方は
花びらを半分伴うおしゃれな方法は、ビールを、按摩屋で、かき混ぜ、口論する。”
というフレーズで「瓣半伴扮办拌」の漢字は ピンインがbanで声調は4声だと判ります。
(キーワードは ビールと按摩屋です。)

ここまでがピンインが banの例です。次はピンインがbangです。

ピンインがbangで1声の漢字は「帮」が有ります。
この覚え方は、
手助けはバットでスバルを殴ること。”
このフレーズから「帮」の漢字はピンインがbangで声調は1声だと判ります。
(キーワードは バットとスバルです。)

ピンインがbangで3声の漢字は「膀绑」が有ります。
この覚え方は、
”二の腕を、縛り上げ、スバルのベッドに寝転がす。”
というフレーズから「膀绑」の漢字はピンインがbangで声調は3声と判ります。
(キーワードは ベッドとスバルです。)

ピンインがbangで4声の漢字は「傍棒」が有ります。
この覚え方は、
”近寄って来た 棒で、ビールをスバルに振りかける。”
このフレーズから「傍棒」の漢字は ピンインがbangで声調が4声だということが判ります。
(キーワードは ビールとスバルです。)

どうです、以上のフレーズは案外簡単で覚えやすいでしょう!
以上のフレーズから ban,bangのピンインのそれぞれの声調別の漢字がまとめて覚えられた訳です。
同じピンインで声調が同じ、つまり同じ発音の漢字を丸ごと一緒に覚えてしまうのです。
さらに、中国の漢字を書けなくても、日本語の意味で中国の漢字の発音が出来るという訳です。
面白い日本語のフレーズで、中国漢字のピンインと声調が正確に簡単に覚えられるなんて、
今までの苦労は一体何だったのでしょう。

次回は ピンインが min と ming の例を挙げてみます。
その次の回は
キーワードの話へと進みます。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう5

さて前回 ”中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう4”で banとbangの覚え方の例を紹介しましたが、今回は引き続き minとming の覚え方の紹介をします。
この二つの例で私の提案するピンインと声調を一緒に覚える方法が、簡単でしかも忘れにくいという感覚を持っていただきたいと思います。

ピンインがminで2声は「民」という漢字があります。
この漢字の覚え方は
は、森の音におびえている。”というフレーズで覚えることができます。
(キーワードは 森と音です。)

次にピンインが同じくminで3声は「敏」という漢字が有ります。
この漢字のフレーズは
感なメガネは、音が出る。” です。
このフレーズで「敏」の漢字はピンインがminで3声だと覚えられます。
(キーワードは メガネと音です。)
(なおminの1声と4声には通常使用する対象漢字が有りません。)

今度はピンインがmingの漢字です。
ピンインがmingで2声の漢字は「明名」が有ります。
この漢字のピンインと声調の覚え方は
るい前は、森の宝石。”
というフレーズで覚えることができます。
(キーワードは 森と宝石です。)

ピンインがmingで4声の漢字は「命」が有ります。
この漢字のフレーズは
は、宝石だ、ミサイルで助ける。”
となります。
(キーワードは ミサイルと宝石です。)
(mingの1声と3声には通常使用する対象漢字が有りません。)

以上で通常使用する漢字の minとming を声調別に覚えることができました。
意外に簡単に覚えられそうでしょう!
これを読んでいる皆さんに、是非継承していってもらいたいです。
未だ未だ説明が充分ではないので、よく解からない方もおられると思います。
続いて次回も読んでいただき、実際に活用していただくのが希望です。

ban,bangとmin,mingの場合一つのフレーズに含まれる漢字の数は少なかったですが、
同じピンインで同じ声調の漢字がたくさん有る場合が有ります。
その場合は一つのフレーズには5~7個位の漢字に留め、
別のフレーズを追加する方法を採用しました。
例えば shiの4声の場合は「是世事市室士适誓式、柿饰试视势示释」の漢字が有ります。
これを覚えるのに
これは事市では武サイズが丁度いいいのシューマイを一食べている。”
というフレーズと
ってしてみたら察団が、いでした解は、シューマイは、一個だけ。”
という2つのフレーズを構成しました。
(キーワードはいずれも シューマイと一(いち)です。)

私が選定した以外の漢字をフレーズに加えたいという要望は当然有るでしょうから、
これらのデータはExcelファイルで作成してあります。
キーワードを自分好みに変更したいとか、新しい漢字を加えたいとかの要望に応えられるようにしました。

以上今回で5回目の投稿になりますが、まだまだ投稿は続きます。
10回位投稿したら、それまでの投稿を一つにまとめて投稿すれば皆さんの理解が得やすいのかなあ? なんて思ってます。
さて次回は、キーワードについて話を進めて行きます。
キーワードの原理が理解できれば、私の作ったキーワードをそのまま使うのも良し、
あなたの好みで自由にキーワードが作っても良しとなりますよ!

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう6

今回はキーワードについて説明をします

キーワードは2種類有ります。
一つは母音のピンインを表すキーワード、もう一つは子音と声調を表すキーワードです。
先ずは母音のキーワードです。
母音だけで発音される簡単な漢字の意味とピンインをそのまま使ってキーワードにします
中国語の母音は35個有ります。
母音だけのピンインの中国の漢字を母音のキーワードにしますが、その中の5個は適当な中国の漢字が無いので日本語を当てはめました。
母音のキーワード表

番号 ピンイン 中国語漢字 キーワード
0 er 朵 er3 duo0
1 姨 a1 yi2 おばさん
2 ai ai4
3 an 摩 an4 mo2 按摩
4 ao 运会
ao4 yun4 hui4
オリンピック
5 ang ang2 スバル
6 該当なし
7 ou 米 ou1 mei3 欧米
8 ong 該当なし  ジュディーオング
9 饿 e4 腹ペコ
10 ei 該当なし  営業
11 en en1
12 eng 該当なし  エンジェル
13 yi 一   yi1
14 ya  ya2
15 ye  ye4
16 yin  yin1
17 yao  yao4
18 yan  yen3
19 you    you2
20 ying 瑛、攖、英
ying1
宝石、石、
桜、英国
21 yang  yang2
22 yong  yong3 泳ぎ
23 wu  wu3 踊り
24 wa  wa1
25 wo    wo3
26 wai    wai4
27 wan  wan1
28 wei    wei4
29 wen    wen2 文章
30 wang 王   wang2
31 weng  weng1
32 yu    yu2
33 yue  yue4
34 yun  yun4 運動
35 yuan  yuan2 原っぱ

説明
①NO5のスバルは、スバルの意味の実際の漢字は 昴mao3ですが、
昂ang2に似ているのでスバルの事にしました。

②NO6のoは適当な漢字が無いので オの発音そのままで尾をキーワードにしました。

③NO8のongはongだけの漢字が無いので、有名人の名前を借用しました。

④NO10のeiは適当な漢字が無いので、日本語の営業のエイを使います。

⑤NO12のengも適当な漢字が無いので、連想しやすいエンジェルというキーワードにしました。

この5つ以外は母音だけの発音の漢字の意味をキーワードにしています。
またNO31のwengを使う漢字は無いので、合計で35個という訳です。
各々のキーワードに対するピンインを覚えて下さい。
少し中国語の勉強をした人なら難しくないでしょう。
耳と言ったら er、おばさんなら a, 愛ならai 、按摩ならan、オリンピックならao、
スバルならang、尾ならo、欧米ならou、ジュディーオングならong、腹ペコならe、
営業ならei、恩ならen、エンジェルならeng、イチならyi
ここで注意です!!母音だけのピンインは NO13からNO22の先頭の文字はyですが子音に付く場合はiになります。但しiiとダブる場合はiは一つです。
例えば、
子音のbに母音のyiが付くときは、biiとなりますがiが二つダブルのでbiと書きます。子音のpに母音のyinが付くときはpiinとなりますがiが二つダブルのでpinと書きます。
またNO23からNO31の先頭の文字はwですが、子音に付く時はuになります。
uuと重なってしまう時はuは一つです。
その他にもピンインの書き方にはルールが設けられていますが、ここではその詳細の説明は省略します。

表を見ながら、母音のキーワードに対応する母音の発音を練習してください。
この発音練習はとても重要です。
キーワードに対する母音の発音がすんなり出るようになれば、OKです。
全ての母音のキーワードは 添付の 母音キーワード表pdf. でも確認できます。
母音のキーワード
ここまでが母音のキーワードの説明です。

次に子音と声調のキーワードの説明をします。
先ず声調ですが、各々の漢字には本来の声調が有ります。
単語になった時に軽声になるものがたくさん有りますが、一部の例外を除き各々の漢字には
1声、2声、3声、4声の声調が割り振られています。
この声調を区分するのに以下のルールを設定しました。

日本語の母音はあ、い、う、え、お ですね。
一番大きく口を開けるのは 「あ」です。
「あ」 に続いて
2番目に大きく口を開けるのは、「お」 です。
その次の3番目は 「え」です。
そして4番目は、「い」です。
これを声調の区分として使います。
つまりキーワードの最初の言葉の語尾が
a(あ)が1声o(お)が2声e(え)が3声、i(い)が4声
というルールで子音のキーワードを作ります。

これがキーワードを作る一番大事な規則です。

子音は bpmfdtnlgkhjqx・・・・が有りますが、
先ず b を例にしてキーワードを説明します。
子音bの1声はba(バ) で始まる言葉で「バット」。
2声はbo(ボ)で始まる言葉で帽子」。
3声はbe(ベ)で始まる言葉で「ベッド」。
4声はbi(ビ)で始まる言葉で「ビール」としました。

子音p,m,f,d,t,・・・・・についても同じようにキーワードを作っていきます。

子音がpの場合のキーワードは、
1声はpa(パ)で始まる言葉でパンク」。 
2声はpo(ポ)で始まる言葉でポッキー」。
3声はpe(ペ)で始まる言葉でペンダント」。
4声はpi(ピ)で始まる言葉で「ピアス」をキーワードにします。

さらにさらに子音がmの場合は、
1声はma(マ)で始まる言葉でママ」。 
2声はmo(モ)で始まる言葉で」。
3声はme(メ)で始まる言葉でメガネ」。
4声はmi(ミ)で始まる言葉で「ミサイル」をキーワードにします。

このように作った子音の声調別キーワードは、覚えなくても予想できるし、
忘れても記憶が回復できるのが強みです。

また母音だけの発音漢字にも声調は必要なので、
1声は a(ア)で始まる言葉で赤とんぼ」。
2声は o(オ)
で始まる言葉で斧(オノ)」。
3声は e(エ)
で始まる言葉でエメラルド」。
4声は i(イ)
で始まる言葉で「生き埋め」。
という声調のキーワードにしました。

キーワードの決め方のルールは簡単なので、気に入らないキーワードは自分なりに作り変えることもできます。
一見すると、子音のキーワードの個数が多いので うんざりしてしまいがちですが、
キーワードの作り方が簡単なので、予めキーワードだけを覚えようとする必要は有りません。フレーズを見たり、聴いたりするだけですんなり頭に入って来るようになります。

子音のキーワードは 添付の子音キーワード表pdf. を参照下さい。
子音のキーワード表

漢字の意味に声調付子音のキーワードと母音のキーワードをつなげてフレーズにすることで、同じ発音漢字をまとめて正確に覚えられるのです。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう4及び
中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう5
でフレーズの一部紹介をしましたが、
中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう4の中で2つのフレーズを再度示します。

ピンインがbanの1声の漢字は「般班搬」が有ります。
この覚え方は
”一的な長さんは、引っ越す時、バットを按摩屋で振り回す。”
というフレーズから「般班搬」の漢字は ピンインがbanで声調は1声だと覚えられます。
(キーワードは バットと按摩屋です。)

ピンインがbanで3声の漢字は「版板」が有ります。
この覚え方は
画のは按摩のベッドになる。”
というフレーズで「版板」の漢字はピンインがbanで声調が3声だと覚えられます。
(キーワードは ベッドと按摩です。)

このように、フレーズには 漢字とピンインと声調が一緒に入っているのでとても効率的に覚えることができる訳です。

しかも中国の漢字が書けなくても、その意味がフレーズを通じて判るというのも良いと思います。

現在は漢字約2100個を覚えられるフレーズが出来ました。

これだけの漢字が判れば、日常会話はまったく問題なく出来るようになります。
つまり通じる発音で中国語を話せるようになる訳です。

中国語の学習をするのに、
何でキーワードなんていう面倒な余計な事をしなければならないの!
直接覚えたほうがよほど効率的じゃない!
中国語のネイティブなら当然その通りです。
母国語が日本語の人が、2000個以上の漢字の発音と声調を正確に覚えられますか?
反復に次ぐ反復を繰り返さないと無理ですよね!
日本語を母国語として話せる人が、短時間で簡単に、しかも正確に覚えて、
忘れにくい方法として、私が提案する学習方法は従来には無く、
とても有効だと思い、ブログを通じて皆さんに活用していただきたいと思います。

従来の反復練習に依る学習方法とおさらばしましょう!

次回はフレーズ集の紹介をします。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう7

今回はいよいよフレーズ集のお話ですが、
前回母音のピンイン表記の説明を少し省略してしまったので、説明を加えた表を添付します。
母音のピンイン変化

さて、フレーズ集は、中国の漢字を、
母音から始まって子音がb,p,m,f・・・・・の順番に並べて、
その漢字に対応するフレーズを羅列した表です。
添付のファイルを参照してください。
添付のファイルは、母音と子音がbとmのフレーズです。
中国語教材内容最初版フレーズ集抜粋170414

実際にはこの後、子音が f,d,t,n,l,g,k,h,j,q,x,zhi,chi,shi,r,z,c,sのフレーズが有ります。

最初の列は、通し番号です。
2列目は、ピンイン+漢字+声調。  3列目は、漢字。
4列目は、子音の通し番号。     5列目は、母音の通し番号。
6列目は、ピンイン。        7列目は、日本語の意味。
8列目は、同じピンインで同じ声調の漢字が複数個有る場合の、フレーズの中に
出て来る順番。
9列目は、声調。  10列目は、子音のキーワード又は、母音の声調キーワード。
11列目は、母音のキーワード。   12列目は、フレーズ。
13列目は、その漢字を使った単語例。14列目は、その単語の発音。
15列目は、その単語の日本語の意味。
という順番で構成されています。

実際のフレーズ集は、Excelで作られているので、
ソートや検索、置き換えが容易に行えるメリットが有ります。

この表を初めから順番に目を通して、漢字一つ一つを確認して、
フレーズを覚えて行くのが最初の段階です。

フレーズを覚えるという事は、
漢字の意味と、ピンインと声調が同時に覚えられるという事です。

同じ発音の漢字の場合、フレーズが何度も繰り返して出て来るのが煩わしいと感じるかも知れません。
その時は、フレーズは一つで、複数の漢字をまとめた表も作りました。(All in 表)
この表を見ると、同じピンインで声調が異なる漢字が一目で判る仕組みになっています。
詳細な説明はこれからのブログの中で紹介していきます。

一通り目を通しても、全部は頭に入らないので、何度も繰り返すのが好いのですが、
同じやり方だと飽きてしまったり、効率が悪いので、
次のステップは、
この表を見なくても、フレーズを耳から聞いて覚えるという教材も作りました。
声調別に、女性の声の読み上げソフトを使って、3回繰り返して、読み上げていきます。
(同じ子音で、声調が入り交じると覚えにくいので同じ声調にまとめたものを読み上げます。)
これを聞き流しているだけで、自然にフレーズを覚えてしまいます。
詳細な説明はこれからのブログの中で紹介します。

さらに、次のステップは、フレーズを曲にして歌わせるという教材も作ってみました。
母音、b、p、・・・・・を声調別に曲にして、フレーズをボーカロイドに歌わせるという方法も作りました。これは全部で82曲です。音楽を楽しむ感覚でフレーズが覚えられます。
これが私のイチオシ推奨品です。
これもこれからのブログの中で紹介していきます。

ここまでは、一つの漢字の意味と発音(ピンインと声調)を覚えるという学習でしたが、
会話をするには単語を知る事が必要です。

単語集は市販の物がたくさん有りますが、総じてあまり効率的では無いと感じています。
単に単語の羅列を覚えようとしても、なかなか覚えられません。

そこで、一つの漢字ごとに、その漢字が含まれる単語集を作りました。、
一つの漢字を覚えるごとに、その漢字を使った単語も一緒に覚えられます。
同じ漢字を含んだ複数の単語を覚えると、
その漢字の持つ意味合いが感覚的に判って来るので、とても良いと思います。
私はこの単語集の事を“重複単語集”と勝手に命名しています。
この教材もこれからのブログの中で紹介していきます。

単語に関連して、単語の中には似たような意味の漢字が二つで単語になっているものが多数あります。
これらをまとめた単語集も有るので、紹介していきます。

それから後は
①anとang  ②enとeng ③inとing ④uanとuang の漢字についての考察も投稿しようと思います。
まだまだブログは続きそうです。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう8

前回フレーズ集の、母音と子音のbとpの部分を添付資料で掲載しましたので、その説明をします。再度資料を掲載します。
中国語教材内容最初版フレーズ抜粋170414

最初の列は、通し番号で、1から2148まで有ります。
つまり2148個の漢字を覚える訳です。
2列目は、ピンイン+漢字+声調 が表示されています。
これは同じ漢字でも声調が異なったり、読み方が異なるものが有るので、
それを区別するために、このような表記の内容にしています。
これが有効な効果として、例えば“「好」という漢字をこのExcel表の中の3列内で検索すると1112番目と1113番目に「好」という漢字が有り、
3声と4声の違いで意味が異なる事が判ります。

もう一つの例として、「会」という漢字を3列内で検索すると、
1085番目と1186番目に「会」という漢字が有り、
1085番目は kuai会4で「統計する」という意味。
1186番目は hui会4で「チャンス,出来る」という意味になる事が判ります。

即ち、第2列目は、漢字を特定する為のコードになっている訳です。
言ってみれば「マイナンバー」みたいなものです。

3列目は、漢字です。

4列目は、子音の通し番号。5列目は、母音の通し番号で、同じ子音で始まる漢字を抜き出したり、同じ母音を持つ漢字を抜き出したりするときに便利です。
また漢字を、母音から始まって最後子音のsまでを9列目の声調とコンビにしてソートすると、きれいに並び替えが出来ます。

6列目は、ピンイン。7列目は、中国の漢字の日本語での意味です。

8列目は、同じピンインで同じ声調の漢字が複数個有る場合の、
フレーズの中に出て来る順番です。
この表を必要に応じてソートする時、
同じピンイン、声調を持つ漢字の順番が正しく配列されるようこの列を加えています。

9列目は、声調。10列目は、子音のキーワード又は、母音の声調キーワードです。

11列目は、母音のキーワード。12列目は、フレーズです。
正しい日本語ではないフレーズも有りますが、「記憶術」の有力な方法である、「連想法」と「ショッキングな言葉」をイメージしてフレーズを作りました。
頭の中で場面をイメージしながらフレーズを覚えて戴きたいと思います。

13列目は、その漢字を使った単語例です。一つの漢字に対して一つしか例を載せられないのは残念ですが。いずれはその漢字を含む複数の常用単語をこのリストに加えて、更に便利で活用できる表にしていきたいです。

14列目は、その単語の発音。15列目は、その単語の日本語の意味。
という順番で構成されています。

表記上の留意点

  1. 声調の表記はピンインの後に数字の12340を付加して声調記号としています。
    通常はピンインの上に声調記号が付いていますが、
    私の教材は全て数字で声調を表しています。
    中国語の漢字で声調記号の付ける場所は、
    ルールが有って、下記のルールに従って付加されます。
    1,母音 a,e,o,i,uの上に付ける(敢えて王様に言う)
    2,複数母音が有る時は、上記の順番で付ける。
    3, iu 、uiの場合は後の母音に付ける。
    このルールは難しくないので、数字で声調を表しても混乱は生じないと思います。
  2. 声調別の色分け
    1声は茶色2声は赤色3声は青色4声は黒色
    の色分けで、声調が一目で解るように色分けしています。
    視覚への印象を強くして、直観的に判りやすくしました。それでは実際のフレーズ表を見てみましょう。

 

ここからは実際のフレーズ表を見ながら説明します。

先頭は er而2 の漢字です。
次の er儿2 も同じ2声の発音ですね。
その次はer尔3 とer耳3で 今度は3声です。
その後はer二4で4声の発音です。

erというピンインで3種類の声調の漢字が並んでいます。
いずれもピンインはerなのでキーワードは「耳」になります。
声調は2声が「斧」3声が「エメラルド」4声が「生き埋め」がキーワードなので、
漢字の意味とキーワードをつなげてフレーズを作っています。

「而、儿」の漢字は
「その上(=而)子供の(=儿)耳を(=er)斧で(=2声)切り落とす。」
=“その上”と”子供”は erの2声

「尔、耳」の漢字は
「たまには(=尔)耳に(=耳とer)エメラルド(=3声)を飾る。」
=“たまには”と“耳”はerの3声

「二」の漢字は
「二つの(=二)耳で(=er)生き埋め(=4声)の話を聞く。」
=“数字の二”はerの4声

というように、中国の漢字が書けなくても、日本語の意味が中国語の発音で解る訳です。
もちろん中国の漢字も理解できた方が良いのは言うまでも有りません。
フレーズにより、日本語の意味(=中国の漢字)とピンインと声調が連動していることが理解できると思います。

子音の例としてbaiを見てみましょう。277番目からです。

「白」の漢字は
「白は(=白)、愛(=ai)する人の、帽子(=bの2声)の色。」
=”白“はbaiの2声

「百、摆」の漢字は
「百回も(=百)揺らした(=摆)ベッド(=bの3声)で、愛(=ai)を並べる。」
=” 百“と”揺らした“はbaiの3声

「败、拜」の漢字は

「敗れても(=败)、拝み倒して(=拜)ビール(=bの4声)を愛ちゃん(=ai)からもらった。」
=“敗れる”と“拝む”はbaiの4声

というように、自然な感じでピンインと声調がマスターできますね。

添付のサンプルで少し試してみてください。
最初から100%覚えようと頑張らなくてもいいです。
フレーズの内容を想像しながら楽しんで進めてみてください。
従来の反復学習方法に比べ、すごいスピードで覚えてしまうのを実感できるでしょう。

次回は”All in表”を紹介します。

中国語ピンインと声調を簡単にマスターしよう9

今回は ”All in表”を紹介します。

フレーズ集で一通り目を通して、再度確認しようと思うと、同じフレーズが幾つか並んでいて煩わしかったり、声調の違う漢字を見たかったりするとき,
フレーズ集では使い勝手が良くないと感じた時に便利な表が ”All in表”です。
添付のpdfファイルは、母音、子音がbとpの表です。
All in表の抜粋

縦の列にピンインを配置して、横の列には、同じピンインの声調別に漢字とフレーズをまとめています。

存在しないピンインと声調は “無し” の表記をしています、
存在するけど、”フレーズ集”に載っていない漢字は#N/Aの記号が入っています。
(Excelで元の ”フレーズ集” から関数を使ってこの ”All in表” を作っているので、
検索の結果、該当するピンインと声調が無い部分が#N/Aになっています。
“無し”の表記の箇所は、実際に辞書で調べて、該当する漢字が無かったので、“無し”を入れました。)

この表も、1声は茶色2声は赤色3声は青色4声は黒色の色分けをしているので、
声調記号に頼ることなく声調が一目で解ります。

使われない声調も一目で判るので、犯しやすい声調の誤りもチェックできます。
また “フレーズ表” に比べてページ数も少なく、印刷して手軽に持ち歩けるので、
外出先での学習に便利です。

ここまでが第1回目から9回目までのまとめです。

それでは次回をお楽しみに!